このガイドでは、当社厳選の優れたB2Bメールマーケティングソフトウェアをご紹介いたします。それぞれのツールの機能概要を把握し、どんなビジネスニーズを満たしてくれるかをきっちりと理解するお手伝いをいたします。
まずは、私がこの調査を実施するにあたり、どのような基準を用いたかをご確認いただくことをお勧めします。そうすれば各ツールの評価について、よりよくご理解いただけるはずです。
ただし、基準についての説明はスキップして、比較についての記述準備できていますかに直接ジャンプしたい場合は、こちらからどうぞ!
最高のB2Bメールマーケティングソフトウェア: 概要
- Mailtrapメール配信プラットフォーム は高到達率と業界最高レベルの分析機能に重点を置いているツールなので、メールマーケティングおよび一斉送信メールキャンペーンを送信する企業に最適です。
- Sender メールキャンペーンの自動化を簡単に設定できる強力な機能を備えています。お手頃価格のメールマーケティングプラットフォームをお探しのスタートアップや小規模企業にぴったりです。
- Mailchimp 多様なテンプレートと初心者向けの自動化シナリオを備えています。クリエイティブなメールマーケティングキャンペーンの実施ご希望の中小規模チームに理想的です。
- HubSpot CRM(顧客関係管理)機能、自動化、リード育成、営業連携のための強力なツールを備えています。B2Bマーケター向けのオールインワンソリューションです。
- Brevo メールやショートメッセージ、CRM機能を組み合わせてマーケティングを的確に行うのに便利な予算に優しいプラットフォームです。
- GetResponse ウェビナーやランディングページビルダーでメールマーケティング活動を強化し、顧客関係をより良く育成したいとお考えのB2B企業にぴったりの堅牢なツールです。
- Constant Contact メールのデザインと送信、および送信後のパフォーマンスの追跡を容易にしてくれる、シンプルなメールマーケティングソリューションです。
プラットフォーム | 無料プラン | 価格 |
Mailtrap | 月にメール1,000通まで、連絡先500件まで | メール1万通、連絡先5,000件は月額$15から |
Sender | 月にメール1万5,000通まで、登録者2,500人まで | メール1万2,000通、登録者1,000人は月額$8から |
Mailchimp | 月にメール1,000通まで(日にメール500通まで)、連絡先500件まで | メール5,000通、連絡先500件数は月額$13から |
HubSpot | 月にメール2,000通まで | メール5,000通、連絡先1,000件は月額$15から |
Brevo | 日にメール300通まで | メール5,000通は月額$9から |
GetResponse | 月にメール2,500通まで、連絡先500件数まで | メール無制限、連絡先1,000件数は月額$19から |
Constant Contact | 14日間の無料トライアル | メール5,000通、連絡先500件は月額$12から |
B2Bメールマーケティングソフトウェアの比較基準
メールマーケティングプラットフォームを選ぶ際には、デジタルマーケティングの成功を最も左右する可能性がある機能に着目することが重要です。具体的な機能はB2B企業ごとに異なる場合がありますが、以下が考慮すべき項目です。
メールインフラストラクチャ
B2Bメールインフラストラクチャは、受信者の受信トレイにメールを正常に配信することを目的としているシステムで、連携して機能する多くの部分からできています。
下記のビデオは、堅牢なメールインフラストラクチャを構成する要素について詳しく説明しております。
今回は各メール送信プラットフォームを評価するために、以下の特性についてそれぞれのメールインフラストラクチャを調査しました。
到達率
メール到達率は、送信されたメールのうち受信者に届いた数を表しています。この値は、送信者のレピュテーション、メール認証(DKIM、SPF、DMARC)、IPおよびドメインウォームアップ、バウンス率、スパム苦情などの要因に依存します。
今回の調査では、まずDKIM・SPF・DMARCなどの認証プロトコルをサポートするサービス見ていきました。また、バウンスやスパム苦情の監視、受信トレイのプレースメント追跡、イベント通知のためのリアルタイムWebhookなどの機能の有無も確認しました。
さらに、一斉送信メール用に別のストリームを提供しているかどうかもチェックしました。この機能は、マーケティングメールがトランザクションメールの到達率に影響を与えないようにするのに役立ちます。
なお最近、いくつかの人気ツールのメール到達率について独立したテストを実施しました。テストは以下のような同じ条件下で行っています。
- 無料プラン
- 共有IP
- すべてのプロバイダーで同じメールテンプレート
- シードテストによる到達率監視
テスト結果とすべての方法論とをご覧になりたい方は、メール到達率比較についてのブログ記事をご覧ください。
信頼性
とても忙しい時期でも、遅延や問題なくメールを送信できるシステムをお探しのことでしょう。
ダウンタイムやパフォーマンスに関する問題を最小限に抑えながら、大量のメールをバッチ処理できる堅牢なインフラストラクチャを備えているプラットフォームを選ぶことが重要です。
なお優秀なプラットフォームは、次のような機能も備えています。
- 大量のメールトラフィックを処理するための冗長化サーバー。
- 深刻化する前に問題を検出・修正するために役立つリアルタイム監視。
- ビジネスの成長とともににキャンペーンの負荷が増加しても十分に処理できるスケーラブルなインフラストラクチャ。
- 明確なサービスレベル契約(SLA)に裏打ちされた確かな稼働時間保証。
- 顧客データを保護し、プライマリシステムが故障した場合でもメールが送信されるようにするためのバックアップストレージシステム。
プロからのヒント プロバイダーの信頼性は、ステータスページを見れば簡単に確認できます。Mailtrapのステータスページはこちらでご覧ください。
スケーラビリティ
この記事では、需要が増加してもスムーズなパフォーマンスを維持でき、様々なB2Bニーズに適応するように設計されたプラットフォームのみに焦点を当てています。
具体的には、以下を備えたプラットフォームを優先しました。
- ピーク時でも遅延やクラッシュなしに大量のメールを処理できる能力。
- 登録者ベースが拡大しても必要な分だけの支払いで済む段階的な料金体系。
- ビジネスのニーズが増えるにつれて変化する柔軟な価格設定。これにより、使わないマーケティング機能にお金を払う必要がなくなります。
価格
価格に関しては、費用と機能および送信予定のメール数のバランスが重要です。
様々なケースがあるとは思いますが、あなたのビジネスにとって最適なツールをお選びいただくために、以下の項目について調査いたしました。
- 無料プランや無料トライアルの有無。リスクなしでプラットフォームの使い勝手を試し、ビジネスに合わせてスケールできるプランを選択できるかどうか。
- プランの柔軟性。ビジネスの各成長段階に見合ったオプションがあるかどうか。不要な有料機能を含まないものが理想です。
- 従量課金モデルの有無。メールキャンペーンのサイズや頻度が変動する場合に便利で、コストをより効果的に管理できます。
- 価格設定の透明性。隠れた手数料や不明瞭なコストを避けるために重要です。何に対して料金を支払っているのかが明確である必要があります。
- 自動化やパーソナライゼーション、高度な分析が必要な場合、低価格帯プランで高度な機能が提供されているかどうか。
注意 それぞれのプラットフォームがスケーリングにどう対応しているかを、必ず確認しましょう。必要に応じて機能を追加できるツールもありますが、ビジネスが成長するにつれて完全に新しいプランに移行しなければいけないシステムもあります。この点を事前に調べておけば、予期せぬコストを回避できるでしょう。
マーケティングメール送信
マーケティングメールを送信する際には、メッセージが確実にオーディエンスに届くことが重要です。本記事では、以下の機能やツールに着目しました。
- 分析とレポート 主要な指標を追跡し、それで得られた洞察を用いてより良い意思決定を行い、将来のキャンペーンを改善するために必須です。
- ABテスト 異なる件名、デザイン、送信時間のメールのパフォーマンスを検証し、特定のオーディエンスに対して何が最も効果的なのかを把握するのに役立ちます。
- キャンペーンの自動化 ウェルカムメールやフォローアップなどのワークフローを設定して時間を節約し、自動的にキャンペーンを実行できるようになります。
- リスト管理 メールリストを見やすく整理された状態に保ち、非アクティブなユーザーを削除し、購読解除を自動的に処理してくれる機能です。
- 動的コンテンツ 受信者の好みや行動に合わせてコンテンツを調整し、メールをパーソナライズできるようになります。
- マルチチャネル連携 – メールキャンペーンをショートメッセージやSNSなどの他のプラットフォームと接続し、シームレスなマーケティング体験を提供する際に便利です。
- セグメンテーション 行動や好みに基づいてオーディエンスをグループ化し、メールがより個人的で関連性があるように感じさせるのに重要です。
注意 これらの高度なツールの多くは、上位のサブスクリプションでのみ利用可能な場合があります。プラットフォームのウェブサイトをご覧になるか、プラットフォームの営業担当者に直接問い合わせて詳細をご確認ください。
メールデザイン
メールの見た目はブランドを表し、ビジネスアイデンティティの重要な部分を担うため、B2B企業にとって非常に重要です。
そこで、B2B企業のオーディエンスにとって魅力的で目を引くだけでなく、機能的なメールを作成するのに役立つ、デザインプロセスを簡素化させてくれるツールのみを選びました。
ピックアップした主な機能は次のとおりです。
テンプレート
テンプレートを使うと、大幅に時短になるだけでなく、洗練されたプロフェッショナルな見た目のメールを作成できます。(私たちにとって、どのようなイメージがこの基準に当てはまるかを確認されたい場合は、これらのB2Bマーケティングメールの例をご覧ください)。優れたプラットフォームは、さまざまなニーズに応える多様な事前設計テンプレートを提供しており、ニュースレター、プロモーションメール、イベント招待状など、異なるメールタイプに対応するテンプレートを備えています。
特にブランドを反映しやすいように色、フォント、レイアウトを調整できる、カスタマイズしやすいテンプレートを探してみました。
メールビルダー
ドラッグアンドドロップ機能を備えたメールビルダーを使うと、画像やボタンなどの要素を目的の場所に簡単に追加できます。
メールエディタ
ドラッグアンドドロップビルダーはデザイン作業を簡素化してくれるツールですが、エディタを使うとさらに一歩進んで、あらゆる詳細を微調整できるようになります。素早く調整するためのビジュアルエディタと、高度なカスタマイズに最適なHTMLエディタの両方を備えているプラットフォームをこの記事向けに探しました。
コンプライアンスとセキュリティ
信頼できるプラットフォームを使うと、CAN-SPAM法(米国)、GDPR(EU)、CASL(カナダ)、PDPA(アジア、例えばシンガポール)、LGPD(ブラジル)などの重要な規制を遵守しやすくなります。
データプライバシー法に従い、ビジネスを保護するために、以下の重要な機能の有無をご確認ください。
- 同意管理 シンプルなサインアップフォーム、オプトイン、ダブルオプトインなどの機能があるかどうか。
- 購読解除オプション すべてのメールに自動的に購読解除リンクを含める設定になっているプラットフォームをご利用ください。
- データアクセスと削除 必要に応じて登録者データを簡単に削除できるシステムを備えている必要があります。
- 堅牢なセキュリティ 暗号化、安全なデータストレージ、アクセス制御、定期的なセキュリティ監査などの強力なセキュリティ機能を備えたツールを使い、機密情報を保護しましょう。これは特に医療機関にとって重要で、健康関連データの保護に関するHIPAA(米国)の遵守は必須です。
- 監査ログとアラート リアルタイムのアラートと監査ログ機能があると、不正なログインやデータのエクスポートなどの疑わしいアクティビティを追跡できるため、潜在的な脅威に迅速に対応できます。
AI・自動化・連携
優れたツールは単なるメール送信以外にも、タイミングの最適化、コンテンツのパーソナライズ、既存の技術スタックとのシームレスな接続をサポートしてくれます。この記事では、各プラットフォームがAIをどの程度活用しているか、どのような自動化機能を備えているか、他のツールやシステムとどの程度連携できるかに焦点を当てました。
メールマーケティングにおけるAI
AIを用いたB2Bメールマーケティングツールを使うと、例えば次のことを行えます。
- オーディエンスが何を望んでいるかを予測し、最大の効果を得るためにセグメント化する。
- 送信時間を最適化して、開封率とクリックスルー率を自動的に向上させる。
- より注目を集める可能性のある件名やメールコンテンツを提案してくれる。
つまり、B2BメールマーケティングでAIを使うと、ベストプラクティスの実装が自動でなされるのです。
このビデオでは、2025年に注目すべきメールマーケティング向けAIツールのいくつかを紹介しております。
ブログ記事メールマーケティングにおけるAIで詳細をお読みいただくことも可能です。
マーケティングオートメーション
B2B向けのメールマーケティングオートメーションを使えば、時間を節約できます。この機能は、常にあなたが作業しなくても、マーケティングを軌道に乗せてくれるサポートのようなものです。
以下を簡単に行えるツールのみを選びました。
- 手動の作業なしで、メールの自動送信を完璧なタイミングで予約する。
- キャンペーンのパフォーマンスを追跡・分析して、実用的な洞察を基に結果を改善する。
- ユーザーの行動と好みに基づいてメールをパーソナライズする。
高度な機能が必要なユーザー向けに、一部のツールは以下の機能も提供しています。
- エンゲージメントに基づいて連絡先を優先順位付けするためのリードスコアリング。
- ユーザーが行う特定のアクションに応答するトリガーメール。
- 外出先でメールのパフォーマンスを監視するためのリアルタイムレポートダッシュボード。
連携
優良なメールマーケティングプラットフォームを使うと、技術スタック内の他のツールとうまく連携できます。今回はCRM(顧客関係管理)、Eコマースプラットフォーム、分析ソフトウェアなど、既存のツールと連携するプラットフォームのみを選びました。
なお多くのプラットフォームはRESTful APIのサポートとWebhookを提供しているため、すべてのシステム間でデータをシームレスに同期できます。
ユーザーエクスペリエンス
どれだけ簡単に使い始められるか、そして普段の使い勝手についても調べました。優秀なツールにはオンボーディングサポート(段階的に手順を教えてくれるチュートリアル、インタラクティブガイド、設定中に利用できるライブチャットなど)が備わっているため、困ったことがあっても自分1人で解決する必要はありません。
また、ドキュメントがどれほど明確で役立つかも調査しました。何か問題が発生した場合や高度な機能を設定する必要がある際に、優れたドキュメントがあれば、サポートに連絡することなく簡単に答えを見つけることができるでしょう。
そして最後に、全体的な使いやすさも確認しました。インターフェースは直感的に使えるか、それとも扱いにくいか。キャンペーンを設定し、主要な機能を見つけるのは簡単か。それともメニュー項目がたくさんあり、目的地に達成するまで何度もクリックしなければいけないか。優秀なプラットフォームを使えば、日常のタスクを素早くこなせるはずです。
カスタマーエクスペリエンス
おそらく機能性だけでなく、実際のユーザーの感想も気になるところでしょう。ユーザーのフィードバックを見れは、プラットフォームの信頼性、使いやすさ、全体的な満足度についての洞察を得られるはずです。
そこで、私は特に以下の点を確認しました。
口コミ
口コミを読めば、様々な企業がソフトウェアをどのように使っているのかについての情報を得られます。使いやすさ、インパクトのある機能、利用後に得られた結果、素晴らしいカスタマーサポートなど、それぞれのプラットフォームの主要な強みをに関する本物のフィードバックを探しました。
実際に信頼できる口コミであるかをチェックするために、Reddit、G2、Capterraなどのフォーラムを読み、各プラットフォームのウェブサイトに記載のお客様の声だけでなく、実際のユーザーの声を確認しました。
たとえばこのRedditスレッドでは、Mailchimpのユーザーが、送信宛のフォルダーに送信済みのメールが表示されない理由について、他の人に意見を求めています。実際のユーザーから回答がいくつかあり、役立つ情報だといえるでしょう。
ユーザー評価
レビューと同様に、ユーザー評価を見れば顧客満足度を素早く把握できます。G2やCapterraなどのサイトでユーザーが信頼し、高く評価しているプラットフォームを本記事では選びました。
具体的には、長期的な信頼性、カスタマーサービス、コストパフォーマンスを強調するレビューに注目しました。また、多様なユーザーからの高い評価は、バランスの取れた信頼できるプラットフォームを示唆してるといえるでしょう。
たとえば、MailtrapはCapterraで4.8/5のスコアを獲得しており、多くのユーザーから信頼を得ていることを示しています。以下はGmailとのスコア比較です。
最も優秀なB2Bメールマーケティングプラットフォーム: Mailtrapメール配信プラットフォーム
Mailtrapメール配信プラットフォームは、ユーザーの収益を上げるよう設計されているシステムです。高到達率を達成する仕組みがあるので、確実に見栄えが良いメールを作り、しっかり受信トレイにメールを届けたいとお考えのマーケティングチームに理想的なツールです。なお、既製のテンプレート、視覚的なメールビルダー、簡単なメールリスト管理機能を備えています。
開封率・バウンス率(直帰率)・到達率などの重要な指標を追跡するダッシュボードもあり、Gmail、Outlook、AOLなどのさまざまなメールプロバイダーに関するドリルダウンレポートを生成できます。これらのレポートには各メールボックスプロバイダーの詳細な統計情報が含まれているので、オーディエンスをよりよく理解し、さまざまなサービスでメールが適切に表示されるように調整するのに役立ちます。
ちなみに、私のお気に入りの機能は「メールサンドボックス」です。この機能を使うとデバイス間でメールをプレビューできるため、オーディエンスにどのように表示されるかを正確に把握できます。
価格
Mailtrapの無料プランでは、月あたり最大1,000通のメールを送信できるので、小規模なB2Bスタートアップに最適です。もっと多くのメールを送信する必要がある場合は有料プランになりますが、料金は非常にお手頃です。1万通のメールと無制限の連絡先をご利用になりたい場合、月額わずか$15からプランがあります。すべてのプランはこちらでご確認ください。
メリット
- マーケティングおよびトランザクションメール送信用の信頼性の高いプラットフォームで、到達率に重点を置いています。
- 使いやすいドラッグアンドドロップエディタ、HTMLエディタ、デザイン済みのメールテンプレートがあるので、素早くメールを作成できます。
- 最大2週間先のメールキャンペーンを計画・自動化できる予約配信ツール。
- 迷惑メールテストツールがあるので、スパムフォルダを回避し、送信者レピュテーションを損なわないようにするために便利です。
- 高度な分析を備えた、読みやすく分かりやすい詳細なダッシュボード。
- SPF・DKIM・DMARC・BIMIによる認証。TLSおよびSSL暗号化をサポートしていデるので安全で信頼できるメール配信が可能です。
- 単一のプラットフォームからトランザクションメールとマーケティングメールの両方を送信する機能。
- 年中無休24時間体制の有人サポート。
デメリット
- 大規模なチーム向けの無料プランには制限があります。
- パーソナライゼーションと自動化機能が限定的です。
Sender
強力な機能を備えたお手頃価格のメールマーケティングプラットフォームをお求めなら、Senderが最適でしょう。Senderは直感的なドラッグアンドドロップメールビルダーとレスポンシブテンプレートを備えているので、数分で立派できちんとした見た目のメールを作成できます。
このプラットフォームには、ウェルカム、カゴ落ち(カート放棄)、お礼メッセージなど、さまざまなキャンペーン用の既製の自動化ワークフローが付随しています。そのため、自動化キャンペーンを作成する際に時間を節約できます。メール自動化の設定方法を知らない人にも非常に便利です。
さらに、ポップアップで簡単にリードを獲得し、顧客をセグメント化し、エンゲージメントと売上の向上に向けてパーソナライズされたコンテンツを送信できます。キャンペーン設定後に、ライブレポートとニュースレターヒートマップでパフォーマンスを追跡すれば、うまくいっている点と改善点を把握できます。
価格
Senderの永久無料プランでは、月あたり最大1万5,000通のメールを2,500人の登録者に送信できます。ショートメッセージを使ったキャンペーンなどの追加機能が必要な場合は、月額わずか$8から始まるスタンダードプランをご利用いただけます。より高度な機能については、料金ページで他のプレミアムプランをご確認ください。
メリット
- 永久無料プランでは、隠れたコストなしでメール自動化に関するすべての機能を使えます。
- 無料ユーザーに対しても優れたカスタマーサービスがあります。
- 直感的なユーザーインターフェースなのでセットアップが簡素化されていて、時短になります。
- レスポンシブ対応のテンプレートを備えた使いやすいドラッグアンドドロップメールビルダーがあるので、数分でちゃんとしたプロらしい見た目のメールをデザインできます。
- メールとショートメールのキャンペーンを組み合わせ、オムニチャネル体験を提供できます。
- 詳細な分析とニュースレターヒートマップで、キャンペーンパフォーマンスを監視できます。
- 非常に高いメール到達率。
デメリット
- 永久無料プランにはSenderのブランディングがついています。
- ABテストなし。
- ランディングページビルダーなし。
Mailchimp
メールマーケティング自動化ツールを初めて使う場合や、小規模なB2Bビジネスを運営している場合、Mailchimpはとても良い選択肢です。多様な優れた機能とテンプレート、簡単にB2Bメールをデザインできるドラッグアンドドロップエディタが搭載されていることでよく知られているプラットフォームです。
高度な自動化機能も備わっており、行動ベースのワークフロー、ドリップキャンペーン、トリガーメールを設定すれば、適切なタイミングでリードや顧客をエンゲージできます。また、AIを活用したコンテンツ最適化は、エンゲージメントを高めるためにメッセージを調整するのに役立ちます。
さらに、Mailchimpのプラットフォームではリストの高度なセグメント化が可能なので、適切なメッセージで特定のオーディエンスを簡単にターゲット設定できます。カスタムサインアップフォームは、パーソナライズされた関連性の高いキャンペーンを作成するための情報収集に最適です。
価格
Mailchimpの無料プランでは、月あたり最大1,000通のメール(1日あたり500通)を500件の連絡先に送信できます。ただし、メールのフッターにはMailchimpのブランディングが記載されます。より大きな連絡先リストお持ちの場合は、月額$20からプレミアムプランをご利用いただけま。すべてのプレミアムプランのオプションはこちらでご確認ください。
メリット
- 使いやすい。
- 頻繁な特別セールや割引があり、価格設定が柔軟。
- カスタマイズ可能なテンプレートが豊富にあるので、簡単にプロフェッショナルな見た目のメールを作成できます。
- トランザクションメール送信をサポートしています。
- Customer Journey Builderによる高度な自動化を利用すると、ワークフローをパーソナライズできます。
- Shopify、WooCommerce、Zapierなど、300以上のアプリと広範に連携できます。
- モバイルアプリがあるので、外出先でも容易にキャンペーンを管理でき、パフォーマンスを追跡できます。
デメリット
- メールリストが大きくなるにつれて高価になります。
- メール自動化機能は、一部の競合他社ほど高度ではありません。
- 無料プランでは、連絡先500件と基本機能のみに制限されています。
- 価格設定には重複、購読解除、非アクティブな連絡先が含まれるため、コストが増加します。
HubSpot
HubSpotはオールインワンのCRM(顧客関係管理)・マーケティング自動化プラットフォームなので、すべてのB2Bマーケティング、セールス、カスタマーサービスツールを1か所に簡単にまとめられます。
さらにHubSpotの自動化機能は、B2Bワークフローにとって特に有益です。というのも、認知から意思決定まで、セールスファネルのすべての段階でリードを育成するためのメールシーケンスを設定できるからです。具体的には、たとえばウェビナー後のフォローアップをスケジュールしたり、特定の業界や役職にターゲットを絞ったドリップコンテンツを送信したりできます。
これらの機能は、B2Bマーケターがリードの質の向上やセールスサイクルの短縮など、より広範なビジネス目標とメール活動を連携させるのに役立ちます。よって、HubSpotはリードジェネレーション活動を効率的に保ちながらスケールしたい中規模から大規模のB2B企業に最適だといえるでしょう。
価格
HubSpotは、月あたり2,000通までのメールを送信できる無料プランを提供しています。ただし、月額$15から始まる包括的なプレミアムプランも提供しており、無制限のメールを送信するにはより上位のプランが必要になる場合があります。提供されているすべてのプランを確認するには、価格ページをご覧ください。
メリット
- 直感的でナビゲートしやすいインターフェース。
- 自動化機能は高度でカスタマイズしやすい。
- 詳細なカスタマージャーニーの作成に優れています。
- 小規模ビジネスと大企業の両方でうまくスケールできます。
- サードパーティアプリケーションとの広範な連携をサポート。
- AIを活用したツールは、タスクの自動化と顧客エンゲージメントの向上に役立ちます。
デメリット
- 価格構造は複雑で、複数の「ハブ」と階層があり、最も費用対効果の高いオプションを選択するのが難しい可能性があります。
- 新規ユーザーにとって使いこなすのが難しい機能もあります。
- 大規模なマーケティングチームを管理している場合、セットアッププロセスに時間がかかることがあります。
- 追加ユーザーや高度な機能には追加コストがかかり、費用が増加してしまいます。
- 一部のテンプレートはカスタマイズが制限されており、ブランディングのニーズを完全には満たさない場合があります。
Brevo (旧Sendinblue)
メール作成と配信以外の作業にも対応可能な、お手頃価格のメールマーケティングプラットフォームをお求めの場合、Brevoは良い選択肢でしょう。メールやショートメッセージ、さらにはチャットメッセージもすべて1か所から送信できます。そのため、複数のツールを使わずに、一貫したコミュニケーションをさまざまなチャネルで維持することをご希望の企業に最適です。
また、フォローアップ、カゴ落ち(カート放棄)のリマインダー、リード育成を処理するための自動化ツールも備わっています。そして何よりもうれしいのは、Brevoでは無料プランを使っていても、好きなだけ連絡先を保存できることです。ただしオートメーションを使っている場合、スタータープランではワークフローに入れることができるのは2,000件の連絡先のみです。
価格
Brevoは、1日あたり最大300通のメールを含む無料プランを提供しています。高度なニーズがあるB2B企業向けのプレミアムプランは、わずか$9からです。ここに挙げたいくつかの他のプラットフォームと同様に、Brevoも頻繁に特別セールを実施しています。現在実施中のセールについては価格ページをご確認ください。
メリット
- 価格がお手頃。無料プランでも無制限に連絡先を保存できます。
- マルチチャネルアウトリーチ用にWhatsAppおよびショートメッセージによるキャンペーンをサポートしています。
- リード育成と顧客エンゲージメントに役立つ強力な自動化を提供しています。
- 予測送信時間機能は、メール配信を最適化するのに役立ちます(上位プランで利用可能)。
- 単一のプラットフォームからトランザクションメールとマーケティングメールの両方を送信できます。
デメリット
- 詳細な統計やランディングページビルダーなどの一部の高度な機能は、上位プランでのみ利用可能です。
- CRM(顧客関係管理)機能が専用のCRMプラットフォームと比較して制限されている、または直感的でないと感じるユーザもいます。
- メールデザインテンプレートを完全にはカスタマイズできません。
- カスタマーサポートの応答が遅いこともあります。ライブチャットを使えないプランもあります。
- 大規模な連絡先リストをお持ちの場合、一部の競合他社と比較して高価になる可能性があります。
GetResponse
GetResponseはメールキャンペーンだけでなく、ウェビナー、ランディングページ、自動化ツールを統合しているマーケティングプラットフォームで、企業がリードを引き付け、エンゲージメントを維持する上で、便利なシステムです。
AIを活用したツール、高度な分析、カスタマージャーニーをパーソナライズするための動的コンテンツを提供しており、スケールアップを目指す企業に最適です。データを安全に保つために2要素認証(2FA)とSSL暗号化も提供しています。
強力な自動化ワークフローを活用すると、顧客のアクションに適応する行動ベースのキャンペーンを設定できます。さらに、AIライティングアシスタント及び予測送信時間機能も備えているため、コンテンツ作成と配信をよりスマートに行えます。動的セグメンテーションにも対応しているので、単一のキャンペーン内でさまざまなオーディエンスに合わせてメッセージを調整でき、追加の作業なしでエンゲージメントを高められます。
価格
無料プランでは、月あたり最大2,500通のメールを500件の連絡先に送信できます。有料プランは$19から始まり、1,000件の連絡先が含まれています。GetResponseは、年間サブスクリプションの割引や非営利団体向けの特別価格も提供しています。ウェブサイトで最新の価格とセールをご確認ください。
メリット
- メールマーケティング、ウェビナー、ランディングページ向けに豊富な機能を備えており、リードジェネレーションに適しています。
- 他のシステムやツールとうまく連携できます。
- 編集しやすいプロフェッショナルな見た目のテンプレートを提供しています。
- 多言語対応しているので、グローバルビジネスに適しています。
- 無料プランは使い始めの時期には最適でしょう。
- 高度でカスタマイズ可能な自動化ワークフローが備わっています。
デメリット
- 登録者リストが増えるにつれて価格が上がるため、大規模なビジネスにとっては高価になる可能性があります。
- Eコマースツールや詳細な分析などの一部の高度な機能は、上位プランでのみ利用可能です。
- 電話サポートはMaxプランに限定されているので、電話サポートを好むユーザーには理想的でない場合があります。
- プラットフォームには学習曲線があり、特に高度な自動化ツールを使う使う場合に顕著です。
Constant Contact
メールマーケティングが初めての場合や、B2Bメールマーケティング戦略を成功させるためにシンプルで信頼できるツールを求めている場合、Constant Contactはぴったりです。セットアップが簡単で、優れたカスタマーサポートを提供しているため、1人で困ってしまうこともないでしょう。
このプラットフォームには、イベント登録、アンケート、投票ツールも備わっているため、イベントを運営したり、オーディエンスからフィードバックを収集したりする必要がある場合に特に役立ちます。また、Webhookをサポートしているため、他のアプリと接続して作業を簡素化できる点も個人的には気に入っています。
価格
プランは、連絡先最大500件とメール5,000通に対応可能な月額$12から始まります。Constant Contactには無料プランはありませんが、試用期間として14日間の無料トライアルがあります。また、12か月分前払いすると最大15%割引になり、非営利団体は最大30%割引になります。
メリット
- このプラットフォームには、さまざまな業界で使えるテンプレートが備わっいます。
- カスタマーサポートの対応は早くて便利です。
- アンケートと投票機能があるので、簡単にフィードバックを集められます。
- SNSツールを使うと、1か所で投稿を作成・予約配信・管理できます。
- 自動化されたメールキャンペーン機能は、ユーザーの行動に基づいてウェルカム、誕生日、フォローアップメールを送信するのに役立ちます。
デメリット
- 自動化機能は、他のプラットフォームと比較してかなり基本的です。
- オーディエンスセグメンテーションツールは柔軟性が欠けます。
- レポートは競合他社が提供するものほど詳細ではなく、高度な分析が不足しています。
- ABテストは件名に限定されており、異なるメールコンテンツやデザインをテストするオプションはありません。
- 一部のテンプレートはカスタマイズが制限されており、ブランディングのニーズを完全には満たせない場合があります。
まとめ
あなたのビジネスに最適なメールマーケティングソフトウェアは、貴社の目標と合致するものです。急がずに時間をかけて適切なツールをお選びください。現在のビジネスニーズを満たしてくれるだけでなく、ビジネスが今後成長した際にも使えるプラットフォームを選択しましょう。
なお、この記事では取り上げませんでしたが、他にも良いオプションとして次のようなツールがあります。
- Aweber
- Activecampaign
- Mailerlite
- Moosend
上記ののプラットフォームは、自動化、レポート作成、またはスケーラビリティのいずれかにおいて、本記事で深掘りしたツールと比べると制限があるため、今回は取り上げませんでした。
マーケティング活動の成功につながるプラットフォームを選ぶ際に、より多くの洞察を得るためには、他にも以下のようなガイドがあります。ぜひこちらもご活用ください。