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実際に試して比較!優れたMailgun代替サービス6選の検証結果

Mailgunの代替サービスをお探しですか? この記事を読めば、あなたにぴったりのサービスが見つかるはずです!

わざと中古車の販売員のような口調であなたに語りかけてみました。

公平にこの記事を書くことは不可能だと承知しておりますので、ぜひ読者の方々に読み続けていただくようセールストークで始めさせていただきました。なお、最初に念のためお伝えしておきますが、この記事はMailgunを悪く見せたり欠点に焦点を当てたりするものではありません。

早速ですが、このトピックについて掘り下げていきましょう。あなたにとっての最高の代替サービスが見つかることを祈っております。

免責事項:本記事ではソフトウェアカタログの評価、価格、機能を参照しています。これらは執筆時点での情報であり、読者の皆様が記事を読む時点では変更されている可能性があります。

メール配信の準備はできましたか?
Mailtrapでメールを送信

Mailgunの代替サービス:概要

製品名無料プラン料金体系
Mailtrap月間3500通月額15ドルから(1万通)
SendGrid1日あたり100通月額15ドルから(1万5,000通)
Amazon SES最初の12か月間:月間3,000通従量課金制:1,000通あたり0.10ドル + 追加料金
Mailchimp Transactional Email500通無料トライアル(更新不可)メールブロックあたり20ドルから
Brevo 1日あたり300通月額9ドルから(5,000通以上)
Postmark無料トライアルのみ$15から

Mailgun代替サービスの比較基準

重要なのは、各ツールを自社のビジネスニーズに照らし合わせて客観的に評価することです。そしてたとえビジネスが急成長しても、過剰な支払いが不要なサービスを見つけることが必須です。

冒頭の中古車販売員のような話しぶりに少し戻りますが、面倒な作業は全て私が代行し、お客様にご検討いただくカテゴリーを厳選し、技術的な専門用語をあまり使わない形でガイドラインにまとめさせていただきました。

この記事を最後までお読みいただければ、ご自身のビジネスに最も合うサービスが見つかるはずです。😀

メールインフラストラクチャ

おそらくこれが最も重要な要素でしょう。最高の自動化フローやAIアシスタントなど、さまざまな優れた機能が搭載されているサービスを利用していても、メールが受信トレイに届かなかったり、未配達で滞留したり、リクエスト過多でサービスがダウンしたりしまっては意味がありません。

したがって、主に以下の点に焦点を当てると良いでしょう。

配信率

5つのチェック項目と当社のテスト結果をご紹介する前に、まず前提条件を述べておきます。送信ドメインがブラックリストに登録されておらず、基本的に信頼できる送信者であることを仮定しています。そうでない場合は、まずレピュテーションの改善に注力することをお勧めします。

優れた配信率を誇るサービスには以下が必須です。

  1. DNSレコードによるメール認証(DKIM、SPF、DMARC)。
  2. スパム苦情とバウンスの明確な監視機能。
  3. Webhookによるリアルタイム通知機能へのアクセス
  4. 受信者管理と主要リストのセグメンテーションのための抑制リスト
  5. 専用IPアドレスオプション(自動またはガイド付きウォームアップ機能付きが理想的)

お約束通り、徹底的に配信到達性テストを実施いたしました。技術的な詳細は割愛いたしますが(詳細はこちらをご覧ください)、全てのテストは以下を含む同一条件下で実施しています。

結果は以下の通りです。

SMTPサービスメール配信結果
Mailtrap受信トレイ: 78.8%
タブ: 4.8%
迷惑メール: 14.4%
未着: 2.0%
Amazon SES受信トレイ: 77.1%
タブ: 1.9%
迷惑メール: 20.0%
未着: 1.0%
Mailgun受信トレイ: 71.4%
タブ: 3.8%
迷惑メール: 23.8%
未着: 1.0%
SendGrid受信トレイ: 61.0%
タブ: 1.0%
迷惑メール: 17.1%
未着: 20.9%
Postmark受信トレイ: 83.3%
タブ: 1.0%
迷惑メール: 14.3%
未着: 0.9%

ご留意事項

Mailchimp Transactional Emailがテスト対象に含まれていない旨、ご了承ください。今回のテストで除外した理由は、第一に当該サービスはMailchimpのマーケティングサービスへのアドオンであるためです。第二に、無料のMailchimpプランでは、このサービスへのデモにしかアクセスできないため、他社と同様のテスト環境を確保できない可能性があったためです。

ですが、このアドオンは既にMailchimpエコシステムを利用しているユーザーにとって依然として優れた選択肢なので、本記事ではMailchimp Transactional Emailについて言及しております。

信頼性

信頼性とは、無料プランであってもサービス中断が皆無もしくは極めて少なく、稼働率が高いサービスを指します。ちなみに本記事で紹介した代替サービスは全てこの条件を満たしています。ただしご自身で調査されたい方のために、確認すべきポイントを以下に示します。

  1. 複数のサーバー設置場所および(または)データセンター。
  2. ダウンタイムを最小化し、単一障害点を回避するシステム。
  3. フェイルオーバー機構と負荷分散(例:MailtrapのActionMailer balancer)。
  4. ネットワーク冗長性(基本的には複数のプロバイダーからの代替ネットワーク経路と接続)。

スケーラビリティ

スケーラビリティとは、増加するメール需要に対応するサービスの容量を指します。同時に、需要が増加に莫大なコストが伴わず、ボトルネックなく安定して運用されることも重要です。

もちろんこの項目は前述の信頼性⬆️と密接に関連しています。

今回はさらに一歩踏み込み、本記事で取り上げる各サービスの拡張性に関するあらゆる情報を調査いたしました。具体的には公式ドキュメント、ステータスページ、一般的な苦情など、あらゆる情報を確認しています。

結論として、すべてのサービスは高いスケーラビリティを備えていることが分かりました。一部のサービス(例:Mailchimp)では、大量利用時の料金が高額になる可能性がある点がデメリットと言えるでしょう。しかし専用IPの利用を前提とすれば、特に問題が生じることはないはずです。

価格

トランザクションメールサービスは無料プランから有料プランまでさまざまな料金のものがあります。本記事をお読みの皆様の予算や要件は私は把握しておりませんので、Mailgunの代替サービスを選ぶ際は、シンプルに以下の点をご検討ください。

上記を踏まえ、透明性のある料金体系を提供するプロバイダーを探してみてください。初期費用が多少高くても、適宜将来、簡単かつ素早くスケールアップできるサービスを選択しましょう。

トランザクションメールの送信

トランザクションメールは通常即時配信が求められ、顧客にとってブランドとの最初の接点となるケースが多いものです。例えばウェルカムメール、パスワード変更通知、注文確認メールなどがこれに該当します。したがって、強力なトランザクションメール機能を備えたサービスの利用は重要です。

でも、トランザクションメールについてのうたい文句が本当に事実に基づいているかどうかは、どうやって判断すべきでしょうか?

まずは公式ドキュメント、特にAPI連携に関する資料を確認します。公式SDKを含む充実したドキュメントがある場合は、良質なサービスである可能性が高いでしょう。

さらに、掲示板やニッチなウェブサイトをくまなく調べて、ワークフローに影響する可能性のある事柄や既知のサービス障害がないかを確認します。問題がなければ次のステップへ進みます。

次のステップは、代替サービスがMailgunのMCPサーバーのような利便性向上機能を提供しているかの確認です。これがあるとトランザクションメールの送信が容易になります。例えばMCPの場合、SendGridはメールマーケティング向けのものを提供している一方、Mailtrapはトランザクションメール送信に特化した優れたものを提供しています。

マーケティングメールの送信

マーケターとして重視すべきポイントを以下にまとめました。当然ながら、配信到達率が高く、トランザクションメール対応を提供していることが前提です。以下に要点を示します。

  1. セグメンテーション機能:基本的な配信停止リストから高度なキャンペーンセグメンテーションまで、受信者を適切に管理できればエンゲージメントとコンバージョン率の向上につながります。
  2. メールデザイン機能:ドラッグ&ドロップインターフェースは大幅な時間短縮になります。さらにHTML編集機能や既存テンプレートのアップロード機能も必須でしょう。
  3. 自動化オプション:複数のキャンペーンを様々な接点から管理する場合、適切なタイミングで顧客にアプローチできるメール自動化ツールは有用です。視覚的な自動化ビルダーと直感的なトリガー設定を備えたサービスが理想的でしょう。
  4. 送信ストリームの分離一斉送信(バルク)/マーケティングメール とトランザクションメッセージを別々のストリームで管理できれば、特に共有IP環境における配信到達性を保護できます。本記事で取り上げるサービスの内、MailtrapとPostmarkの2サービスが分離ストリームを提供しています。
  5. A/Bテスト: どのメッセージ、コピー、メール形式がオーディエンスに最も響くかを検証する上で、A/Bテスト以上に有効な方法はないでしょう。

追加のヒント:ほとんどのサービスには何らかのAIアシスタント機能が備わっています。A/Bテスト用の件名や文案のバリエーションをブレインストーミングする際や、自動化フローの支援に、AIアシスタント機能は最も有益です。ただし、これらの機能は通常基本プランでは利用できない点にご注意ください。

メールデザイン

メールデザインについては既に上で少し言及しましたので、このセクションでは最も重要な点を再確認したいと思います。

メールテンプレート対応のデザインはいまや標準機能なので、全サービスで利用可能です。ただし、HTMLメールエディターやドラッグ&ドロップ式メールビルダーは提供されていないサービスもあるので、ぜひご確認ください。

一般的な話になりますが、ご自身が最も使いやすいソフトウェアを選ぶことをオススメします。また、ほぼいつもドラッグ&ドロップを使う予定の場合でも、テンプレートのHTMLにアクセスできるサービスを選ぶと良いでしょう。というのも、アクセスできればテンプレートをより柔軟に利用でき、よりうまく制御できるようになるからです。

最後に、プラットフォーム内で保存・管理できるテンプレートの数を忘れずに確認しましょう。

カスタマーサポートとユーザー体験

理想的なのは、チャット、メール、電話サポートなど複数のチャネルを提供するサービスです。

低価格プランではメールまたはチケットサポートのみが提供される場合がある旨、ご注意ください。その場合でも、サポートの対応が迅速であれば、これは大きな問題にはならないでしょう。サポートの対応速度を確認するには、各サービスのSNSをチェックして、スタッフがユーザーとどのようにコミュニケーションを取っているか、特に否定的なコメントがあるかどうかを調べてみてください。おおよその対応速度を把握できるかと思います。

また前述の通り、ニッチな掲示板やウェブサイトは情報の宝庫です。カスタマーサポートについてだけでなく、一般的なユーザー体験についても色々情報を得られるでしょう。

でも率直に申し上げますと、ユーザー体験はあなたの専門性にも依存します。例えばAmazon SESを絶賛する開発者もいますが、仮にご利用になる方がマーケターの場合、Amazon SESのサービスを使いこなすのはほぼ不可能でしょう。したがって、お使いになるサービスを決める前にご自身のニーズとワークフローを慎重に評価することが重要です。

Mailgunのベスト代替案:Mailtrapのメール配信システム

G2: 4.8 Capterra: 4.9

Mailtrapのメール配信システム は、大量のメール送信を行う企業向けに設計されており、開発チームやマーケティングチームに最適です。本サービスは、以下の要素で構成されています。

特に強調したい主なメリットは以下の通りです。

MailtrapとMailgunの比較

MailtrapとMailgunの機能詳細比較は下記の表をご確認ください。または総合ガイドもご参照ください。

機能名Mailtrap Mailgun 
週次レポート自動メール通知API 呼び出し
配信到達率専門家へのアクセス全ユーザーが無料オンデマンド
詳細統計個別のダッシュボードフィルタリングのみ
メールのテスト受信トレイ、チーム管理、エンドツーエンドのメール検査機能を備えた統合ソリューション + 自動テスト用APIテストモードのみ
専用IPアドレスありあり
全体像を把握できるダッシュボードありなし(色分けチャート)

MailgunからMailtrapへの移行をご検討中の方は、詳細ガイドをぜひご覧ください。

価格

ここでは、月間10万通という典型的なリクエストを例に、簡単な比較を行います。ここに記載されている他のすべてのプランについても同様の比較を行います。

Mailtrapの個人プランでは、月額30ドルで月間最大10万通のメール送信が可能です。1ユーザーライセンス、最大5万件の連絡先、メール配信API/SMTPのフルアクセス、メールマーケティング機能、2段階認証(2FA)、24時間365日サポートが含まれます。

月額85ドルのBusinessプラン(月間10万通)にアップグレードすると、最大1,000ユーザーのライセンス、SSO、専用IP、優先サポートが追加されます。特筆すべきは、送信ドメインに問題が発生した場合にMailtrapアカウント全体を保護する「SaaSセーフガード」ポリシーが含まれる点です。

これは確かにMaigunの74ドルのFoundationプランより高額ですが、含まれる機能を考えると、お買い得と言えるしょう。

カスタマーエクスペリエンス

お客様がMailtrapをいかに高評価しているかについて熱く語ってもいいのですが、「百聞は一見に如かず」なので、実際のユーザーコメントのスクリーンショットをご紹介します。これ以外にも他の場所で、Mailtrapについての生の声をぜひご確認してみてください。

出典: X
出典: X
出典: X

メリット

デメリット

SendGrid

G2: 4.0 Capterra: 4.2

SendGridは、多くの統合オプションを備えた拡張性の高いメールサービスを必要とする企業にとって優れた選択肢です。また、マーケティングキャンペーンとトランザクション(ユーザートリガー型)キャンペーンを一つのプラットフォームで管理するのにも適しています。

SendGridとMailgunの比較

Mailgunと比較すると、SendGridはより包括的な分析機能を備えており、個人的には特にAPIに関するドキュメントがより充実していると感じています。ただしシンプルな2段階認証が必要な場合は、Mailgunの方が適しているでしょう。執筆時点では、SendGridはAuthyとSMSのみをサポートしており、どちらも電話番号に紐づいているため、チームで作業する場合に不便を感じる可能性があります。

料金体系

マーケター向けと開発者向けのプランに分かれた複数の階層から選択可能です。どちらにも無料プランがあり、運用開始に必要な費用は以下の通りです。

SendGridの料金体系は一見シンプルに見えますが、実際には様々なアドオンやアップセルが存在し、価格が大幅に上昇する可能性がある点に注意が必要です。

例として、月額34.95ドルのEssentialsプランでは月間10万通までのメール送信が可能です。ただしユーザーシートは1席のみ、SSO非対応、専用IPなしとなります。これらを利用するには月額89.95ドルのProプランへのアップグレード、または追加オプションの購入が必要です。

比較対象として、Mailgunの75ドルのFoundationプランでは月間10万通のメール送信が可能で、マルチユーザーアクセス(制限の記載なし)と専用IPが含まれます。ただしSSOは利用できません。これはMailgunの90ドルのScaleプランで提供される機能で、追加オプションとしても利用できません。

メリットとデメリット

メリット

デメリット

Amazon SES

G2: 4.3 Capterra: 4.7

Amazon Simple Email Service (SES) は、Amazon Web Services (AWS) が提供するクラウドベースのメール送信サービスです。

このサービスを使えば、スケーラブルで信頼性が高く、コスト効率に優れたソリューションを使ってのメールの送受信が可能になります。SESではトランザクションメールや一斉送信(バルク)メールの送信が可能で、AWS Management Console、AWS SDK、またはSMTPおよびAPIインターフェースを通じてアクセスできます。

大量のメールを処理できるように設計されているため、定期的に大量のメールを送信する企業にとって理想的な選択肢でしょう。本サービスが提供する主な機能は以下の通りです。

Amazon SESとMailgunの比較

Amazon SESは信頼性、拡張性、コスト効率性に重点を置いています。比較的ベーシックなメールプロバイダーですが、トランザクションメールには適しているかもしれません。でも、送信レピュテーションを積極的に追跡し、メールの影響を測定する必要がある成長企業には不十分でしょう。

この点において、Mailgunはメールパフォーマンスの追跡や送信データの管理に関する幅広い機能を提供しています。したがって、SESを適切に運用できる信頼性の高い開発チームがいない場合は、Mailgunは堅実なチョイスと言えるでしょう。

料金体系

SESの料金体系は非常に複雑です。ここでは基本を説明しますが、実際の費用を把握するには公式料金ページを必ずご確認ください。

Amazon SESは従量課金制で、送受信メール数と転送データ量によって料金が変動します。最低料金帯では、送受信メール1000通ごとに0.10ドルが課金されます。

例として、10万通のメール送信コストを比較してみましょう。単純計算では10万通×0.10ドル=10ドルとなり、ここで紹介する他のサービスと比べ圧倒的に安価です。しかし実際には、それほど単純でも安価でもありません。

というのも、これは送信メールのみの料金だからで、受信メール、グローバルエンドポイント、Mail Manager機能(アーカイブなど)は別途課金されます。さらにEC2のデータ転送量に応じて追加料金が発生する可能性があります。

これらを全て考慮すると、より正確な見積もりは15〜25ドルの間となります。でもやはり、再度公式の価格ページをご確認ください。全てをセットアップして稼働させるために費やす開発者の時間も考慮に入れる必要があります。

メリットとデメリット

メリット:

デメリット:

Mailchimp Transactional Email

G2: 4.2 Capterra: 該当なし

前述の通り、これは独立したサービスではなく、Mailchimpのトランザクションメール用アドオンです。

このサービスを使うとMailchimpで利用可能なマーケティング自動化ツールや機能を活用し、メールマーケティングとトランザクションメールを一元管理できます。主な機能は以下の通りです。

Mailchimp Transactional EmailとMailgunの比較

このサービスは、パーソナライズされた1対1のEコマースや、定期購読者向けに他のアプリケーションからのメール送信を重視する企業に適しています。

一方、メール送信に関するより高度な制御とデータが必要な企業には、Mailgunが提供する高度な分析機能と配信追跡機能の方が適しているでしょう。

料金体系

Mailchimp Transactional Emailはメール送信量に基づくブロック単位の料金体系を採用しています。例えば、月間10万通のユーザートリガー型メールを送信する場合、4ブロック分の料金である80ドルを支払う必要があります。

これの良い点は、ブロックをまとめて購入すればするほど単価が安くなる点です。ただし、これに加えてMailchimpのマーケティングプラン費用も考慮する必要があります。

結局のところ、Mailgunの方がはるかに安価になるでしょう。Mailgunなら月間10万通のメール送信は75ドルで、専用IP、マルチユーザーアクセス、2段階認証、長期ログ保持などもプランに含まれます。さらに、Mailgunはアドオンではなくスタンドアロンのツールです。

メリットとデメリット

メリット:

デメリット:

Brevo

G2: 4.5 Capterra: 4.6

Brevo(旧Sendinblue)は、トランザクションメール、一斉送信(一括・バルク)キャンペーン、マーケティングオートメーションをサポートする多機能なメールプラットフォームです。SMTPとAPIの両方に対応し、メールマーケティングとCRM、SMSツールを一元管理したいチーム向けに充実した機能を提供しています。

Brevoの主な機能は以下の通りです。

BrevoとMailgunの比較

Mailgunと比べて、Brevoはマーケティングとオールインワンコミュニケーションに重点を置いています。開発者向けのツールはそれほど高度ではありませんが、メール、SMS、CRMを一元管理する必要がある場合には、Mailgunよりはるかに優れていると言えます。

料金体系

Brevoの無料プランは非常に寛大で、1日最大300通のメールを永久に送信可能です。有料プランは5,000通で月額9ドルからです。ニーズに応じてスケールアップでき、自動化機能は上位プラン限定ですが、エントリーレベルのプラン内容は非常に優れています。

では、10万通のメール送信が必要な場合はどうでしょうか?

この場合、Brevoでは2つの選択肢があり、概要は以下の通りです。

  1. Starterプランにはマーケティングメール、トランザクションメール、Brevoブランド表示が含まれます。ブランド表示の削除には月額10.80ドルかかり、専用IPアドレスやSMS/WhatsAppには追加料金がかかります。メール送信のみの料金は月額69.00ドルです。
  2. Businessプランでは、マーケティングユーザー1名追加とランディングページ1ページが利用可能です。最大500件のプッシュ通知、A/Bテスト機能、Brevoブランディングの非表示が含まれていて、月額129.00ドルです。

ここでもMailgunの方が安価に見え、Brevoには隠れたコストがあると思われるかもしれません。でも、ユースケースを慎重に検討して、Brevoでは複数のコミュニケーションチャネルとランディングページがサポートされていることを考慮しましょう。これら全てを一元管理する必要がある場合、Brevoの料金は相応だと言えるでしょう。

メリットとデメリット

メリット:

デメリット:

Postmark

G2: 4.6 Capterra: 4.9

Postmarkは、APIまたはSMTPサーバーを介してメールを送受信できるトランザクションメールおよび一斉送信(一括・バルク)メールサービスです。メールのパフォーマンスを把握するのに役立つ信頼性の高い機能の数々と、使いやすさで知られています。

Postmarkの主な機能は以下の通りです。

PostmarkとMailgunの比較

Mailgunと比較すると、Postmarkはよりユーザーフレンドリーなインターフェースと、より包括的な分析オプションを提供しています。でもMailgunの方が送信上限が高いので、メール量が多い大規模企業の場合はMailgunの方が適しているかもしれません。

料金体系

Mailtrapと同様に、Postmarkの料金体系は非常に透明性が高いと言えます。隠れた費用はなく、月額100通の無料プランが利用可能です。Basicプランでは115ドルで12万5,000通のメール送信が可能です。業界最安値ではありませんが、信頼性の面では最高水準のサービスを提供しています。

また確かにPostmarkはMailgunより高価ですが、最大5台のサーバーと15以上のメール送信ストリームを提供している旨、考慮する必要があります。また45日間のメールログ保持期間が付帯されていますが、専用IPアドレスは全プランで有料アドオンとなる点に注意が必要です。

メリットとデメリット

メリット:

デメリット:

まとめ

念を押してお伝えいたしますが、自社のニーズを慎重に評価し、必要な機能を提供するメールサービスプロバイダーを選ぶことが重要です。

本記事で取り上げた6つの代替サービスは、現在利用可能な最良のメール配信システムです。最後までお読みいただいた皆様は、多額の費用をかけずに、十分な情報に基づいて適切なプロバイダーをお選びいただけることでしょう。ひそかに、Mailtrapを選んでいただけることを願っております。

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